暑い日ほどアメリカの移民判事は厳しい判決を下す可能性が高くなることが、カナダのオタワ大学と英国のサセックス大学による新しい研究で明らかになった。
American Economic Journal：Applied Economicsに掲載されたこの研究では、207,000の米国移民事件で行われた重要な判決に対する屋外温度の影響を分析してる。
研究者たちは、判決の日に外気温が10°F上昇したとき、屋内で行われ、エアコンで気温が制御されているにもかかわらず、裁判官は15,000近くのケースで申立人に不利な判決を下したことを見出した。
研究者によると当日屋外の温度が人々が屋内で行う決定に影響を与えることを示したのはこれが初めてだという。
この結果は、その日の気温と何かリスクを取ろうとしている人々の欲求との相互関係を示す先行研究を支持するものだ。
地球温暖化によって平均気温が上昇し続けているため、このような相互関係を理解することが重要であり、気候変更が人間の感情にどのように影響するか理解することがより大切になるだろうと分析している。
屋内にいて、快適なエアコン環境で仕事をしているつもりでも、外の気温上昇の影響からは逃れられないようだ。
引用元：https://www.sussex.ac.uk/news/media-centre/press-releases/id/48949
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